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昔の綿帽子がくたっとしているのは何故?

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婚礼

2026.04.20

現在放送中のNHK連続テレビ小説『風、薫る』にて、見上愛さん演じる主人公の白無垢姿が公開され、話題になっていますね。

 

明治~昭和が舞台の朝ドラなどで、祝言のシーンに白無垢の花嫁姿が登場すると、

「何で綿帽子があんなにくたっとしているの?」

「私の結婚式では丸くきれいな形だったのに、、」

と疑問の声があがることが多くあります。

 

インターネットで「綿帽子」と検索すると、つるんとシワひとつない、まん丸なシルエットの画像が溢れ出ます。

そのシルエットをつくるための、中に入れるワイヤーやパッドなどの補正具も合わせて表示されますので、今現在では、そのような形が大多数のスタンダードスタイルとなっていることが見てとれます。

 

 

一方、円居では、昔ながらの綿帽子姿を推しております。

アンティークのしなやかな白無垢に合わせた綿帽子姿がこちら。

 

 

 

目深に被り、文金高島田の鬘や簪の形をほのかに感じる、絹のくたりとした優しい質感が、書院造のしつらえに良く映えます。

 

 

 

 

 

もともとは、文字通り「(真)綿=繭を引き伸ばした絹」が軽く保温性に優れているので、主に上流階級の年配女性が防寒と塵除けとして用い、頭に被ったのが始まりだそうで、江戸時代後期には、結い上げた日本髪を包む絹布になったようです。

その頃は、もっと薄く柔らかい生地で、歩く度に揺れて嫋やかな美しさだったことでしょう。

 

 

映画『国宝』にも印象的に登場した舞踊「鷺娘」での冒頭、白無垢姿の綿帽子に、その風情を見ることが出来ます。

 

北野恒富「鷺娘」

 

 

洋髪に綿帽子を合わせるケースも増え、バランスを取りやすいよう、かっちりとした形の綿帽子が登場してきたことを考えると、その時代の流行りや風俗に沿って、よそおいの形も変わってゆくのが、ファッションや服飾史の面白いところですね。

 

 

ただ、今のかっちりとした綿帽子しか知らない式場や写真館のスタッフの方が多くなってまいりますと、柔らかい綿帽子を断られてしまったり、

「シワがあるとクレームになってしまうので、きれいに伸ばしてください」と言われてしまうこともあり、とても残念に思っております。

 

 

 

円居では、アンティークの白無垢・引き振袖のレンタルやお着付け、婚礼のフォトプランも承っておりますので、昔ながらのスタイルがお好きな方は、是非ご相談ください。

 

婚礼衣裳・結婚式着物レンタル – 円居の着物レンタル-東京・日本橋

 

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多くの方に、アンティークの優しい風情の花嫁姿を知っていただければと思い記事にいたしました。

次回は、円居で人気の角隠しについても書いてみたいと思います。

お楽しみに。

 

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